La Mercè 2011
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雨にぬれた La Mercè。







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先週はバルセロナで " La Mercè " (メルセ祭)があったので 遊びに行って来ました。イベントが盛りだくさんの予定だった土曜日にも行ったのですが、この日はあいにくの雨、雨。。。それでも午前中の大降りの雨が 午後には止んでくれたのでまぁヨシとしよう。


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この写真の野獣たちは bèsties(ベスティアス)といって、神話にまつわる動物たちを張子人形で再現しています。カタルーニャのシンボルのひとつでもあるBurro(ロバ)から、人面亀のようなちょっと怖めの珍獣まで色々な種類のベスティアがいるので見比べてみるとすごく面白いんですよ。
このひとつ上の写真に写っている4体の大きな人形は Gegants(ジャガンツ=巨人たち)といって、ドレスや民族衣装をまとった王族の人物たちで、メルセ期間中は中に人が入り街を練り歩きます。


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そして週末は バルセロナ市内の美術館や博物館が無料開放されていたので、久しぶりに巡ってみました。と言っても、それなりの規模の博物館や美術館って結構疲れるので、わたしは1日で2つが限界ですけどね〜014.gif

まず最初に MUHBA(Museu d'Història de Barcelona=バルセロナ歴史博物館)へ。このミュージアムは大規模で、バルセロナ市内のいたるところに点在しています。今回行ったのは Plaça del Rei(プラサ・ダル・レイ)の地下にある、ローマ時代から中世の頃までの遺跡や発掘品が残っているところ。
遺跡館の上階は、60年代頃から現在に至るまでのバルセロナの歴史についての博物館になっていて、SEAT社から出されたはじめてのモデル "SEAT 600" も展示されていました。SEATってデザインがぱっとしないので今まで注目したことがなかったけど、このモデルはすごくかわいい〜♡


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ここからが地下の遺跡館。実はここ、プラサ・ダル・レイ前の通りに面した一部は こんなふうにガラス張りになっているので、外側からも少しだけ見ることができるんです。だけど本当にちょっとしか見えないし暗いので、ちゃんと中に入って見てくださいねー。
この写真を見ると、ローマ時代と比べてこの辺りの地面の高さがかなり上がっているのが分かりますよね。


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中は思った以上に広くて、たくさんの家族連れで大にぎわい中。こども達も興味深そうに紀元前頃からの遺跡をまじまじと見ては、両親の話を聞いたり質問したりしていました。ちなみにこの写真の真ん中に見えるのものは下水通だそうです。


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所々に解説パネルがあって、オレンジ色に塗られた部分が現在遺跡として残っている箇所。このパネルは分かりやすくていいな〜と思いました。


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こちらは染色場。側には洗濯場もあります。


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当時の染料と媒染剤の原料まで展示されていました。


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こちらは洗濯用洗剤と漂白剤。原料は灰や石灰、そしてなんと尿! 027.gif 尿素が分解すると洗浄力のあるアンモニアになるわけで それは理屈としては分かるけど、あんなキツい匂いの中洗濯をするのはちょっとね、、、と便利な現代に生まれてきて良かった〜、、、なんて思ってしまいました。香料としてラベンダーの種を混ぜていたようです。


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保存食であった魚の塩漬けを保管していた場所。側には魚を洗ったり捌いたりする場所もありました。


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調味料などはこの陶器製の壺に入れて保管していたようです。


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今で言う商店があった場所。


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教会とネクロポリス(墓地)。


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もちろんワインの醸造場もありましたよ。ローマ時代の人たちはかなりの酒豪で、毎日数リットルのワインを飲んでいたそうです 005.gif


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ワインを保存していた壺。


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途中こんな怪しげな通路があったり。ちょっと怖い…。


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美しいモザイクも残っていました。


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中世の発掘品などが展示されているコーナーには、絵画などを織りまぜた解説パネルがあって そこで注目したのが↑コチラ。コレはある絵画を元に当時の船についての解説をしていて、オリジナルの絵はモンジュイックの丘にある MNAC(Museu Nacional d'Art de Catalunya=カタルーニャ国立美術館)に所蔵されています。
MNAC にはカタルーニャロマネスク美術をはじめとする宗教画の所蔵量でも有名で、わたしはこのロマネスク宗教画が大好き!マジメな絵画なのに登場人物は愛嬌のある表情で、宗教とか抜きで楽しめます。初めて MNAC を訪れた時からこの宗教画のとりこになってしまい、以前は足しげく通っていました。この日も MNAC に行きたかったけど、時間がなくなったので今回は諦め(涙)。。。


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博物館の隣にある Capilla de Santa Àgata(サンタ・アガタの礼拝堂)。


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天井が美しい〜。


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このステンドグラス、カタルーニャの州旗の隣にあるのって日本の国旗みたいじゃないですか?


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Carrer d'en Carabassa(カラバッサ通り)から、Basílica de la Mercè(ラ・メルセ・バシリカ教会)のドーム頂上にあるバルセロナ市の守護聖人メルセ像が見えます。
実は昔 バルセロナ市の守護聖人は Santa Eulàlia(サンタ・エウラリア)だったのですが、今サンタ・エウラリアは準守護聖人となっています。La Mercè(メルセ祭)の時はよく雨が降ると言われていて、それは守護神の座をメルセに奪われ 悲しみに暮れたエウラリアの涙と言われているそうですよ。


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2つめの博物館はずっと行きたいなーと思いながらも行ってなかった Museu d'Història de Catalunya 。内部の写真はありませんが、改めてカタルーニャの歴史を勉強しなおすのにはもってこいでした。ここも結構広くて内容も重いので 後半ちょっとグッタリ、、、014.gif
ミュージアムのテラスからは 港やモンジュイックの丘が見渡せます。中はレストランになっているので、天気のいい日はここからの景色を眺めながら食事をするのもいいかもしれませんね。


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そして毎年恒例の La Mostra de Vins i Caves(ワインとカヴァの試飲会)が行われていたので、覗いてみると知人のワイナリーが出店していたので色々ごちそうになりました♪ Moltes gràcies!



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*おまけ*


La Mercè 開催中はいろんな場所でコンサートが行われています。Plaça del Rei に寄った時、耳に心地よい音楽が流れていたので グループ名をすかさずチェックしたら Renaldo & Clara というカタランのグループでした。わたしの大好きな San Sebastián のグループ "La Buena Vida" のような雰囲気で、ボーカルの女の子のしっとりとした声がいいな♪
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by viespa | 2011-09-26 20:36 | カタルーニャの風景
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