Festa del Corpus Christi 2011 〜 Sitges 〜
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Sitges という街に、 "Festa del Corpus Christi(フェスタ・ダル・コルプス・クリスティ=聖体祭)"を見に行ってきました。






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カタルーニャってどこ?と思った人はココをクリック♪




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バルセロナからシッチェスまでは車でも電車でも約30分と近いので、バルセロナや他の近郊の街からも多くの人たちが遊びに来ています。そしてここは北ヨーロッパの人たちの別荘地としても有名なので、高級マンションや豪邸なども建ち並び、夏になると太陽を追いかけてやって来たドイツ人やイギリス人などでにぎわっています。

夏のシッチェスで駐車場所を見つけるのは至難の技!だからよっぽどの事がない限り、わたしは朝早くか夕方以降に行くようにしています。この日も結構朝早めに出かけたので、着いてものの5分で駐車する事ができました。ラッキー♪


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Sitges の "Corpus Christi" が有名な理由は、旧市街地の色んな通りに敷き詰められたお花の絨毯。だけどフラワーカーペットの前に "L'Ou com Balla(ロウ・コム・バジャ)" という、あるものを見るために Palau Maricel(パラウ・マリセル=マリセル王宮) へ向かいました。
"L'Ou com Balla" っていったい何?と思われた方、この写真を見てまず何か変だな?と思いませんか?生い茂った植物の隙間から水らしきものが吹き出ているので、噴水という事が分かった方はいらっしゃるかもしれませんね。


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それではもうちょっとズームしてみると、、、

た・ま・ご!!

噴水から勢いよく出た水の上で、クルクルとまるでたまごが踊っているかのよう!
この "L'Ou com Balla=踊るたまご" もこの "Corpus Christi" に関係しているみたいなんです。

"Corpus Christi" とはラテン語表記なのですが、スペイン語だと "Cuerpo de Cristo(クエルポ・デ・クリスト=キリストの肉体)"となり、別名 "Solemnidad del Cuerpo y la Sangre de Cristo(ソレムニダ・デル・クエルポ・イ・ラ・サングレ・デ・クリスト=キリストの肉体と血の儀式)"とも呼ばれ、要はキリストの名誉のための祭日なんだそうです。
そしてこの Corpus Christi の前後には各地で不思議な現象が起こっていて、この "踊るたまご" もこの時期にしか見れないんだとか。。。
初めて見た時は、ピアノ線かな何かで上から吊ってるのでは?と疑ってじっくり観察していたのですが、そんな小細工はまったくナシで本当にびっくりしましたよ 005.gif こんな不思議なこともあるんだな〜。


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"踊るたまご" を堪能したあとはシッチェスのシンボル、サン・バルトメウ&サンタ・テクラ教会へ。朝早く来すぎたせいか、ここはまだ準備中でスタッフの人たちが一生懸命花びらを敷き詰めているまっ最中でした。


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他の絨毯をいくつか見た後でまた教会前の広場へ。まだ微妙に出来上がっていませんが(随分経ってから行ったのに〜 笑)、こちらはほぼ完成形。


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そして、市庁舎前の広場でも毎年かなり完成度の高い絨毯が披露されているので、わくわくしながら向かったのですが、、、


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ここもまだ早かったせいか、みなさん必死に作ってます(泣)。


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まだ完成してないけどきれいな色使いにうっとり。


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そしてこちらが完成後。左側に "75" という数字が見えますが、これはカタルーニャの芸術家Santiago Rusiñol(サンティアゴ・ルシニョール)の名を受け継いだ図書館が今年で75周年ということで、それを記念してのようです。
バルセロナ生まれのルシニョールは芸術活動のためパリに長いこと住んでいましたが、カタルーニャに戻ってからはシッチェスに移り住み腰を据え、ギャラリーを創立するなどシッチェスへの貢献度も高かったそうです。
そのギャラリーも現在は Cau Ferrat 美術館として残っていて、ピカソを初めとする数多く芸術家たちの絵画や陶器、書物などが所蔵されています。そしてもちろんルシニョールの作品も。わたしは印象派、特にルシニョールが好きなので何度か足を運んでいるのですが、コレクションもさることながらギャラリー内部もとても素敵なんですよー。


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こちらは市庁舎の横にあったミニ絨毯。教会のステンドグラスをイメージしたのかな?


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こちらは Carrer Major(マジョール通り)にあった、ビーチで波と戯れる人たち、踊る女の子たち、漁をする人たち。さすがビーチリゾートの街というだけあって、海を題材にした作品が幾つもありました。


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これも Carrer Major 。うーん、、、これはいまいちコンセプトが分からなかったなー(汗)。


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花束、、、かな???


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海の生き物たち。


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このクラゲのようなネコのような、はたまたホタテ?のような、なんだかよく分からない生き物が結構ツボだったりします(笑)。


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これもクラゲ?それとも貝にわかめが生えたもの???


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この広場ではやっぱりルシニョール図書館の75周年を記念してか、大きな本に赤いカーネーションで "75" と描かれていました(すごい人だったので、"7" の部分しかカメラに収める事ができませんでしたよ、、、)。


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そして下にはお花の絨毯が。色使いがすごくキレイ♡


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幾何学模様の絨毯。こういうシンプルなのも好きだったりします。


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アトリエ兼ギャラリーのような所の玄関口にもミニミニ絨毯が(笑)。


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こちらは赤ずきんちゃんに出てくるオオカミ。かなり細かく作られてあって、わたしが注目したのはオオカミがかぶっているピンク色の帽子。子供の頃にこの物語を読んだ時、おばあさんに扮したオオカミが頭にシャワーキャップみたいな ピンク色の帽子をかぶってたのをすごく覚えているんですが、それもちゃんと再現してくれてるね〜と感心してしまいました。


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それにしても、下側からみるとちょっと怖いものがありますね。。。怖


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オオカミの反対側にあるのは、モチロン赤ずきんちゃん。


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ちょっぴり大人っぽい表情をした赤ずきんちゃんでした。


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ここではどの箇所にはどの花を使っているかの説明書きがありました。こういうのがあると分かりやすいし面白いですよね。


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この通りの絨毯はこれまでに何度も賞をとっているらしく、壁にはタイルが埋め込まれて、賞を獲得した年が記されていました。このタイルの絵も独特でかなり好き 037.gif


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素朴でかわいらしい花。


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ここには図案が添えられていました。


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ピラミッドと葉っぱ。


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ここも何度も賞をとっているようで、壁にはたくさんのタイルが埋め込まれていました。


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こういう色使い大好きです♪


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よくよく見るとちゃんと立体的になってる!


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音楽をテーマにしたお花と音符♫


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お花の真ん中には音符が。


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そしてこちらも毎年かなり大がかりな絨毯を作っている、Carrer de Santiago Rusiñol(サンティアゴ・ルシニョール通り)に行ったらここもまだ作ってる最中でした 014.gif


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子供たちも一生懸命お手伝いしていましたよ。


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"Rusiñol" を作っているおじさん。


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そしてこれが完成したところ。サン・バルトメウ&サンタ・テクラ教会が赤いカーネーションで描かれています。


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サンティアゴ・ルシニョール通りを海の方へ向かって歩き突き当たると、3つの通りに分かれています。その中のCarrer de Barcelona(バルセロナ通り)では、カタルーニャ州旗と雪の結晶をモチーフにしたような絨毯がありました。


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まだ微妙に作ってる最中だったけど、大体できているのでヨシとしよう。こうやって紙で作った型をはめて、そこに花びらだとか麦殻だとかを流し込んでいるんです。忍耐力が必要だわ。。。


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すごくかわいいくて、今年の花絨毯の中では一番のお気に入りでした♡


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そしてカタルーニャ州旗の下には "1rs PER... " と書かれ、その横には赤ピーマンと緑ピーマンが置かれてあります。これが何を意味するのかはカタルーニャ在住の人にしか分からないかもしれないので、ちょっと説明しときますね。

カタルーニャ語ではピーマンのことを複数形で "Pebrots(パブロッツ)" と言って、"Amb dos pebrots=アンブ・ドス・パブロッツ" という言い回しがあります(スペイン語では "Con dos cojones=コン・ドス・コホネス") 。訳すると "2つの○玉(←男性のある部位、、、といったら分かって頂けるでしょうか。。。)" なのですが、"○玉付いてるし!男前だし!"って感じの、度胸があるとか勇敢だとか そういった感じの意味合いなんです。


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そしてクスッと笑っちゃったのが、時間をおいてまたここに戻ってきた時のこと。さっき緑のピーマンだったのが、青に塗られてる〜!なぜ緑から青に!?これが分かった人はかなりのバルサ(FC. BARCELONA)ファンですね(笑)。
バルサは今年でリーグ3連覇、そしてチャンピオンズリーグでも他ヨーロッパ諸国のチームを制し優勝しました。それで優勝パレードの日に、バルサのチームカラーである "Blaugrana(赤と青)" 色のふたつのピーマンの絵が描かれたTシャツを着た選手達が登場。この絨毯の作者はそんなバルサを讃えるかのように、こんなデザインにしちゃったみたいです。


Amb dos pebrots Tシャツはこちら↓
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ネットから拝借したので小さくしてみました。Tシャツとして普通にかわいいのでちょっと欲しいかも。


数々の強豪たちに果敢に挑み、最後にはヨーロッパ王者に輝いたバルサを労っているのでしょう。 ここでの "1rs PER pebrots " の意味は、" 僕たち(←バルサ)が勇敢だから優勝した(1位になった)よ!"というような事が言いたいのだと思います。


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そんな "1rs PER pebrots " 絨毯の横にはこんなかわいらしい、白い鳩(多分)とお花をモチーフにした絨毯が。側にいた小さな女の子は「こんなキレイな鳥さん初めてみた!」なんてかわいらしいこと言ってました。


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色とりどりのお花がいいね〜。


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別の場所では今まさに完成といった感じの絨毯が。


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メルヘンチックでこれまたかわいい〜♪


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ハイジ???


この花絨毯たち、手が込んでていてとってもキレイなので、ずっとこのまま残しておきたいところですよね。だけどそうもいかないのが残念なところ。。。この日の夜、ミサの後に Processó(プロセッソ)といって 聖体の行列が花絨毯の上を行進するので全部破壊されちゃうんです。
ちなみにシッチェスの Processó には、上の市庁舎の写真にも写っていた おちゃめな顔したGegants(ジェガンツ=巨人達)も参加してるので見応えがあるそうです。いつも遅い時間に始まるので未だ見たことはないのですが、来年こそは Processó 見れるといいな〜。
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by viespa | 2011-06-28 06:30 | カタルーニャの風景
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