Temps de Flors 2011 〜 Girona 〜
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お花の祭典へ♥








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まず最初に、今週の水曜日(11日) スペイン南東のムルシア自治州で起こった地震の被災者の 方々へお見舞い申し上げます。
この地震はロルカという街近郊が震源で、その深さは1ー2kmと浅く直下型だったため、マグニチュード5.1でも多くの建造物の被害や 現時点で死者9名という大規模な災害となったようです。

スペインは地震がない国というイメージがあるかもしれませんが、数十年前にはアンダルシアでも大きな地震が起こっているし、南部には活断層が走っているので小さいものが大半ですが過去に何度となく地震は起こっているんですよね。
自治体にもよるのでしょうけど 地域によっては 建物に一定の耐震基準を設けているみたいですが、それでもスペインには 築数百年という石造りの建物も多く、比較的新しい建物でも鉄筋なしのレンガを積んだだけの単純な作りのものが多いので、それがこの地震の被害を大きくした最大の原因なのかもしれません。

ロルカだけでも 上に書いたように死者9人と怪我人が多数出て、家に帰れない数千人の人達が今も避難生活を送られています。
日本の大地震からちょうど二ヶ月後にスペインがこんなことになるなんて、想像もしていませんでした。
もう、こんな悲しみしか生まない自然災害は終わりにして欲しい、、、直接被害を受けていないわたしでも胸がぎゅっと締めつけられます。

この震災によって亡くなられた方々のご冥福を 心からお祈りしています。そして避難生活を送っている多くの方々が、一刻も早く安心できる場所へ落ち着くことができますように。


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Girona(ジローナ)市は東カタルーニャに位置する、ユダヤやイスラム文化が織り混ざった 石造りのノスタルジックな街。



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カタルーニャってどこ?と思った人はココをクリック♪




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旧市街地を歩いていると 旧ユダヤ人地区やアラブ浴場跡があり教会なども密集していて、歴史的にも宗教的な意味でも とても重要な街だったということが実感できます。


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そんな街ジローナで 今年56回目となる、お花の祭典 Temps de flors(テンプス・ダ・フロルス)が開催されているので 先週末行ってきました。


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このお花の祭典は旧市街地の路地裏、パティオ、教会などに展示されたフラワーアートのお祭りなのですが、それぞれにちゃんとコンセプトがあって 中には現代アートのような面白い作品もありました。


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カテドラル(大聖堂)前のお花の階段は壮観!ただこの不況の影響を受けてからなのか、ちょっと派手さに欠けるかなぁ、、、とも思いました。初めてこの花まつりに行ったのは、今から5〜6年前であの時はもっと華やだった印象があるんです。あとになって去年行ったお友達に「年々地味になってるよ〜」と言われたのですが、、、そっか、やっぱり不況の波はこんなところにも押し寄せて来てるのね(泣)。


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ジローナを訪れる度に このカテドラルを綺麗に撮りたい!と思うのですが、ここのカテドラルはすごく大きいので、どう頑張っても全部はカメラに収まらないんです、、、。


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カテドラルから見下ろすとこんな感じ。今年のテーマは "音楽" のようで階段の踊り場には壊れたピアノ(見えるかな?)が散らばってました。


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同じ場所からは Sant Feliu(サン・フェリウ)教会の鐘楼がキレイに見えます。手前の建物の屋根にくっついてるラッパ吹き天使がお気に入り〜♪


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Zocotren(ソコトレン=観光用巡回バス)も花まつり仕様で頑張って 急な坂道を上り下りしてました。この日はほんっとに暑かったので、みんな歩きたくないからなのか 常に満員御礼状態 037.gif


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今回一番好きだったかも、と思ったこの展示(トップの写真も同じです)。
コレを見た時なんとなく、 KENZOのFlowerという香水のCMを思い出して あの映像があたまの中をグルグルまわってました。このCMにはいろんなバージョンがありますが、わたしはこの水面に浮かぶアマポーラバージョンがスキなのです。この展示の花はアマポーラの花じゃなくてガーベラだったけど。


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Jardins de la Francesa(ジャルディンス・ダ・ラ・フランセサ=フランス庭園)にはタイヤを使ったフラワーアートが。ピンクで統一されていてなんだかラブリー♥


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ジローナの見所のひとつはこの城壁。保存状態が素晴らしいのです〜。


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日陰がないので暑い暑い 042.gif だけど城壁から見える景色は、それはそれはため息ものでした。


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Jardins d'Alemanys(ジャルディンス・ダレマニス=ドイツ庭園)にはスペインの画家ベラスケスの "ラス・メニーナス(女官たち)" に出てくるマルガリータ王女をモチーフにしたオブジェがあったのですが 顔がちょっと怖い。。。


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細い路地裏にはこんなフサフサアートがありました。このフサフサがなんだったのか 今となっては謎 (゚ー゚;  ちゃんと見とくべきだったー。


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ジローナには幾つもの教会があって、その階段にもこんなフラワーアートがありました。左下のはなんとなく、青く塗られた木がサンゴっぽいので 海の中をイメージしたのかな〜?


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街がお花の良い香りに包まれます。


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ここはジローナの中で一番お気に入りの教会、 Esglèsia de Sant Martí(エスグレシア・ダ・サン・マルティ)。旧市街地の中心にあって、哀愁漂うというか とにかく雰囲気がいいんです。ここのフラワーアートも素晴らしくて実はこれ、テトリスのブロックらしいですよ〜(笑)。


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わたしは全然気づかなかったのだけど、作品の説明を読んだポールに これってテトリスみたいだよーと言われて、ハッとしました。そう言われてみれば確かにそうかも。テトリス、、、懐かしい〜。


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教会の中に入ってみました。


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中にもキレイにお花たちが施されていて、祭壇には純粋無垢な白バラを中心とした白いお花、そして至るところにあったかすみ草は神聖なイメージなので教会と合ってますよね。


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このかわいらしい鳥かごアートは 子供たちが作ったそうです。


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わたしが鳥だったら迷わず中に入っちゃう。


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Museu d'historia(ムセウ・ディストリア=歴史ミュージアム)にはなぜかチュロス(棒ドーナッツのことですがここのはとぐろ巻いてます)がフラワーアートの一部になってました(謎)。あと飴とか。もしかしたらお菓子屋さん協賛の展示だったのかも?
テラスに出ると盆栽ブースになってました。オリーブの木の盆栽とかもあってかわいかったですよ〜♪


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Els Banys Àrabs(アルス・バニィス・アラブス=アラブ浴場跡)。典型的なアラブ浴場の配置を模倣した、ロマネスク様式のこの Els Banys Àrabs は 12世紀後半に建てられたようです。最初の頃は浴場として機能していたようですが、17世紀頃からは修道院の食料品置場、洗濯場として活躍していたそうな。


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Apodyterium(アポディテリウム=脱衣室)だった場所には、天窓から差し込んだほのかな光が水面に反射して幻想的でした。


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このアラブ浴場にはいくつかの部屋があって、それぞれの部屋のコンセプトが違って面白かったです。
Tepidarium(テピダリウム=微温浴室)はオランダを意識しているのでしょうか。チューリップが一面に敷き詰められていてかわいかったです。 Forns(フォルンス=オーブン)には多分日本を意識してるのかな。扇子とちょっと見えにくいけどもみじの木が植えられていました。


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屋上に上がると 綺麗な天窓のアーチが間近で見れます。


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アラブ浴場のお隣の Sarraïnes(サライナス)。サライナスとは 今で言うイスラム教徒のことらしいので、きっと昔ここには彼らが住んでいたのでしょうね。
ここの展示はバラを使ったアートで バラの柱とかバラの滝とか、とにかくどこを見てもバラづくし。


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場所はどこだったか忘れちゃったけど、このガーベラとカラーのカーテンもとってもきれい 056.gif


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やっぱりviespa 家は花より団子?これは Xuixo(チュチョ) というとろとろの カスタードクリーム入り揚げパン。表面にこれでもかとお砂糖がまぶされているのですが 意外と甘くない!以前来たときに食べたものはかなり甘かったのでお店にもよりますが、ここのはできたてだったせいもあってか ホントにおいしかった〜。
すごく気に入ってしまったので、帰りがけに何個か買おうと思い再びお店に立ち寄ったのですが 残念ながら閉店後、、、(-_-)


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本当に気持ちの良い一日だったので(すごく暑かったけど)、テラス席はたくさんの人たちで大にぎわい。
なぜかジローナにはジェラート屋さんが多いので、この暑さに耐えきれず2度ジェラートを買ってしまいましたよ 058.gif


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C/Argentería(アルジェンテリア通り)では、おどけた顔した人形の Tarlà(タルラ)がぶら下がっていました。
タルラはジローナ市民にとってピエロのような存在で、昔は8月後半の San Agustín の日にベランダとベランダの間につり下げたタルラをぐるぐると回していたそうです。
今その伝統は風化されてしまったようですが、このことを忘れないようにと 今の時期はいつもこうして外に出されているようです。

このおとぼけタルラの起源は 疫病ペストが流行った時代に遡り、このアルジェンテリア通りはジローナの他の地域と比べても ペスト患者が特に多かったので この通りは閉鎖されてしまいました。
ここの住人達はここから出る事を禁止されたので、退屈で悲しみに暮れた日々を送っていたそうです。
そんな中 自称タルラと名乗る男がこの通りに住む人たちを活気づけようと、こんなおかしな格好をしてジョークを言ったり踊ったり(時にはアクロバットのような技を披露したり、、、爆)して住人達を楽しませ、このペストが収束するまでの辛い時期を乗り切ったそうです。そんなおちゃめなタルラを思い出すために この人形は作られたそうですよ。


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実はスペインに来て、初めてジローナを訪れた日もこの Temps de flors の日でした。しかも狙って行ったのではなく偶然重なっただけなのですが、フラワーアートの素晴らしさもさながら この街の美しさに一目惚れしてしまったんです。
しかもその日バルセロナに戻ったら、 スペインに来て初めて FC.BARCELONA がリーグ優勝したので 街はお祭り騒ぎ。なのでこの日の事はよく覚えています。
そういえば今週の水曜日は FC.BARCELONAのリーグ優勝の日でしたね♪今日は優勝パレードも行われたようです。おめでとう〜 024.gif


この花まつり、 今月15日(日)まで開催されていますので 興味のある方はぜひぜひ足を運んでみて下さいね♪

こちらのホームページで詳細が見れます(カタルーニャ語・スペイン語・英語・フランス語)*

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by viespa | 2011-05-14 07:02 | カタルーニャの風景
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